ヨガの基礎知識

ヨガと常温ヨガの違いは?効果や特徴を比較してみた

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Mizuho

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2008年ハワイ移住 アシュタンガヨガとの出会いをきっかけにヨガをライフスタイルとして取り入れ11年。 マッサージライセンス取得を通してカラダと心の繋がりを更に重視して指導していくようになる。 現在ヨガアライアンストレーニング講師、通訳、プライベートやグループクラスの指導をバイリンガルで展開。

こんにちは、ヨガインストラクターのMIZUHOです。

健康にも美容にも良いとされている“ヨガ”ですが、

「ホットヨガと常温ヨガはどっちがいいの?」と結構生徒さんから質問されます。

そこで今回はホットヨガと常温ヨガの違いを解説していきます!

ぜひ参考にしてくださいね。

ホットヨガと常温ヨガはどこが違うの?

ホットヨガと常温ヨガの違いは簡単にいうと・・・

ホットヨガ・・・人工的に室内の温度湿度を上げた環境で行う
常温ヨガ・・・自然な環境で行う

言葉のままですがこれが一番明確な違いになります。

練習内容に関してはホットヨガだから、常温だから、というよりもどこでどの指導者とやるか、により変わってきます。

それぞれに利点と気をつけたい点があるので自分が求めてるものをその時々で分けて受講していきたいですね。

私は個人的に常温ヨガ派、なのですが、それはなぜか?と、それぞれの利点、気を付けるべき点を見ていきましょう。

ホットヨガとはこんなヨガ!

それではまずはホットヨガの特徴を説明していきます。

身体を温めやすい

ホットヨガのスタジオは場所により若干差はありますが大体35−40度くらいに室温が設定されています。

日本ではおそらく一番人気とも言われるこのホットヨガですが、比較的新しいヨガのスタイルでもともとはヨガ発症のインドの気候を真似て、始まったという説と、実は寒い日本で体を温めやすいという意味で日本から始まったという説もありますね。

ホットヨガの中にもいろいろ種類があり、有名なところではビクラムヨガ(室温40度以上と言われています。)、日本ではLavaや岩盤浴ヨガなどが人気です。

水分を積極的に取ることを勧められ、高く設定した室温内で練習を行うことにより代謝をあげやすく、アーサナも深めやすいと言われています。

ダイエット効果も期待できる

また、大量に汗をかくのでデトックス、体重を落としたい方にも効果が高いとも言われています。

確かに汗はかきますので、一時的な体重現象には手っ取り早い方法です。

特に水分で太りやすい方には効果が目に見えやすいでしょう。

代謝をあげることができる

ホットヨガの良いところはやはり寒い地域、または季節的に影響を受けることがなく暖かい環境で受けられるため、特にヨガ初級者の方に入りやすい、ということではないでしょうか。
またもともとの代謝が低く汗をかきにくい、という体質の方がホットヨガを始めて汗をかけるようになった、という話も聞きます。

先に書いたように大量に汗をかいたために落ちた体重というのは一時的ですが、こうして代謝をあげることにより痩せ体質をつくり、本当の意味で体重を落とすことが可能になります。もちろん代謝が上がるのでデトックス効果も上がる、ということになりますね。
ではホットヨガはそんなに良いことばかりなのであれば、常温ヨガよりホットがお勧めなのでしょうか?!

ホットヨガ特有、こんなことに気をつけて!

大人気のホットヨガですが、こんな注意点も実はあります。

呼吸が深めにくい

まず、人工的な温度湿度調節のため呼吸が深めにくいという点がよく難点としてあげられます。
いわゆる岩盤浴ヨガのように温めた室内でゆったりとした動きをメインに行うヨガであればあまり問題はないのですが、ビクラムやパワーヨガのように激しい動きを伴うヨガを行う場合呼吸の仕方にかなり差が出てきます。

呼吸が浅いままアーサナを練習すると本来のヨガの目的である“副交感神経”(リラックスさせる)が働かず、逆の“交感神経”が活発になってしまうのです。

体を使う、筋肉を鍛える、汗をかく、などの目的は達せられてもリラックスする、ストレスをゆるめるという効果を得られることができず、アドレナリンを感じてしまう、という結果になることも。

自律神経が乱れる可能性がある

もう少し深刻な問題としてはホットヨガを長期に渡り高頻度で行っていると自分の体内での体温調節がしにくくなり、自律神経が乱れるという結果も報告されています。

私がかつて一緒にトレーニングを受けた仲間ではホットヨガのインストラクターを数年していて、更年期障害のようなホットフラッシュが出るようになり(彼女はまだ26歳でした!)指導後の帰り道電車の中で急に大汗をかいたり、暑い室内で寒くなってガタガタ震えたりというような症状に悩まされました。

インストラクター皆さんがそうなるわけではないと思うし、どのくらいの頻度で続けていたら良くないのか?というのは個人差もあると思うのですが、彼女の場合は2、3年だったと思います。彼女は常温ヨガのインストラクターに転向したい、ということでトレーニングを受けて、その後無事常温ヨガのインストラクターをしています。

もちろん、もともと心臓や内臓機関に問題のある方は頻度に関わらず最初にドクターの診察を受けることが進められていますね。

酸欠や脱水症状で倒れる可能性がある

また、ホットヨガのレッスン中に酸欠や脱水症状で倒れる方も、実は少なくないのです。

では常温ヨガはどんな利点が?

一般的にヨガ、として長年親しまれてきたものが常温ヨガです。
ホットヨガが広まる前は問題とされてはいませんでしたが、今では冬場や冷え性の方は慣れるまで体が動きにくい、アーサナが深めにくい、汗がかけないなどの不満が出ることがあります。
これは練習の仕方でヨガ初心者の方でも問題なく克服していただけるものばかりです!

ヨガがなぜ単なるエクササイズではないと言われる理由がここにあります。
呼吸です。
ヨガの練習でアーサナより何より大切、とも言える呼吸。

呼吸をしっかり深めれば自分の中でエネルギーを生み出して代謝を上げることが可能です。
私がメインで練習しているヨガはアシュタンガヨガと言って、ヨガの中でもかなり呼吸に重点を置くスタイルなので呼吸の大切は日々実感しています。
ウジャイ(※)というヨガ独特の呼吸法を採用して、常温でもまるでホットヨガのように大量の汗をかきます!(真夏の練習は、髪の毛からポタポタと汗が滴るくらい…。)

※ウジャイ呼吸
ヨギックブレスとも言われる。胸式呼吸で鼻からすって鼻から吐く呼吸。エネルギーを活性化する。
アシュタンガヨガ以外でも動くヨガでは効果的。

呼吸をすることで副交感神経に働きかける!

深い呼吸をすることにより副交感神経に働きかけ、自律神経を整えることができる、これも常温ヨガの大きな利点です。
もちろんホットヨガではできないということではないのですが、先にかいたように人工的に高く設定された室温での練習は交感神経を刺激してしまう結果にもなりやすいのですね。
呼吸に集中し自分の中でエネルギーを創りだす、それを保持する、そうすることで集中力が高まり雑念が減っていきます。私はよく自分のアーサナの練習をしながら瞑想状態に入ることがあります。体はかなり動かしているのにアドレナリンが出る、というよりは、呼吸が深まり神経が落ち着いていき、最終的には非常に深いリラックス状態に入ることでできるのです。

どこでも練習できる

他にも私が常温ヨガをこのむ理由はこんなものがあります。
マット1枚引けるスペースさえあればどこでも練習できる!(笑)
これはヨガ歴10年を超えた私の、ヨガは誰でもどこでもできるものという意見を実証するにあたりとても大切なこと。

このスタジオに行かなければ、この先生じゃなければ、というのではなく、自宅で、外で、自分の時間ができた時に自分のペースで練習ができるということ。

そしてホットヨガでは室温が一定のため逆に感じられない季節感や、場合によっては練習の妨げともなる環境の違いといったものが逆にプラスとなるという点。

今日は寒いからこの呼吸法を最初にやろう、と調整してみたり、今日は空気が澄んでいるからいつもより深い呼吸で深いアーサナができた、などと感じることができます。

私は現在ハワイに住んでいるので寒くて練習がしにくいということはないのですが、それでも冬場は汗をかきにくいので呼吸にさらに集中しますし、夏はまるでホットヨガのようですが人工的な室温ではないせいか呼吸がしにくいということはほぼありません。

自分がどんな目的でヨガをしたいのか?

私は個人的に常温ヨガ派とかきましたが、ホットヨガが悪いというわけではありません。

ホットヨガにも利点はたくさんあり、どんなヨガも自分の環境、体質、要望に合わせて無理のない形で取り入れていくことが大切です。

ハワイと違って寒い日本の冬ではホットヨガが必要かもしれませんし、慣れてきたら呼吸に重点を置いて常温ヨガに切り替えるというのもいいかもしれません。

ホットだから、常温だから、というよりはまず自分がなぜヨガをしたいのか、どんな効果を感じたいのかを考えてスタイルを選んで試してみるのが一番ですね。

質問などがあれば遠慮せずインストラクターに相談してくださいね、そのための私たちですから!

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2008年ハワイ移住 アシュタンガヨガとの出会いをきっかけにヨガをライフスタイルとして取り入れ11年。 マッサージライセンス取得を通してカラダと心の繋がりを更に重視して指導していくようになる。 現在ヨガアライアンストレーニング講師、通訳、プライベートやグループクラスの指導をバイリンガルで展開。
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